自転車事故の現実

自転車事故防止パンフレット

大学生協の保障制度からみた「学生の自転車事故」

コープ共済連と株式会社大学生協保険サービスでは、「大学生協の保障制度」での共済金および保険金支払い実績データをまとめた報告書を作成しております。
その中から、学生の自転車事故によるケガ入院、賠償事故の傾向についてご紹介いたします。

(2021年4月〜2022年3月の支払実績データより)

2021年度の大学生協の保障制度の支払い状況などをまとめた報告です

交通事故の約4割は自転車の事故!

下の円グラフの通り、CO・OP学生総合共済では、交通事故による入院保障の共済金支払事由の41.5%が自転車事故となっていて、大学生の交通事故で最も多い事由となっています。

入院保障共済金支払件数に占める自転車事故の割合

入院保障共済金支払件数に占める自転車事故の割合

自転車は学生生活において身近で便利な乗り物です。でも、日常のふとした気のゆるみが思いもかけない重大事故につながることもありますので、事故による本人のケガへの保障他人への賠償に対する保障などの備えが大切です。

自転車は凶器にもなってしまう!

賠償事故全体における自転車事故の割合は、件数で全体の49%・金額は全体の54%を占めています。また、500万円を超える賠償事故の63%は自転車事故によるものです。

(2021年4月〜2022年3月の学生賠償責任保険支払実績データより)

※ 2015制度の学生賠償責任保険及び2019制度の学生賠償責任保険(一人暮らし特約なし)の事故プラス(一人暮らし特約あり)から一人暮らし特約を除いた事故の集計。

事故発生年齢

事故発生年齢

支払保険金の内訳

対象別支払割合

支払件数割合・支払保険金割合

示談交渉サービスの利用状況

示談交渉サービスとは、学生賠償責任保険の被保険者(加入学生)が加害者になってしまったとき、相手方および被保険者の同意を得られた場合、被保険者に代わって保険会社が被害者と折衝し解決するサービスです。2021年度では保険金支払を受けた方のおよそ4割強が利用していますが、特に自転車事故では、7割以上の方が利用しており他の事故と比べて利用率が高いです。
示談交渉サービスは、交渉をスムーズに行うことで、被害者救済が遅延することがないように、また、学生の負担を軽減し、事故を起こしてしまっても勉学研究への影響を極力少なくしたいという想いから、付帯しているサービスです。

示談交渉サービスの利用状況