健康便り

11月の健康便り

整骨院と整形外科の違い —健康—

 首や肩のこりがひどい、腰が痛い、などというとき、整骨院や接骨院に行ってみたことがある人もいるでしょう。学生生活無料健康相談テレホンには「肩こりが辛いが、整骨院や接骨院に行ったほうがよいだろうか」「整骨院に行こうと思うが整形外科と何が違うのか」という相談が寄せられます。

 皆さんの中には整形外科と整骨院は名前が似ているので同じようなものと思っている人もいるかもしれません。実は整形外科と整骨院・接骨院は違うものです。
 整形外科は医師である整形外科医が、骨や関節、筋肉や腱、手足の神経、脊椎や脊髄の治療を行います。医師が自覚症状などを詳しく聞き取り、見たり触ったりしてどういう状態なのか調べます。必要があればレントゲンやCTなどの画像検査、血液検査などを行い、検査結果をもとに診断します。そして、症状や病態に合わせて薬を処方したり、手術やリハビリなどをしたりして治療をします。症状があって受診する場合、健康保険を使えます。
 整骨院・接骨院では柔道整復師が施術を行います。柔道整復師はあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師と同様に国家資格です。医業類似行為の資格であり医師ではありません。骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷など外傷による損傷に対して、冷やす、温める、マッサージを行う、骨折や脱臼などでずれた骨をもと通りの形に戻す、固定するなどの施術をします。手術や注射、投薬などは行いません。健康保険を使うこともできますが、骨折や脱臼、打撲、捻挫と判断されて施術を受けた場合に限られます。単なる肩こりや筋肉疲労に対する施術、医療機関で同じ負傷を治療中の場合、症状の改善が見られない長期の施術、外傷以外の疾患などは健康保険の対象とはなりませんので気を付けましょう。なお、骨折および脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要とされています

 整骨院・接骨院以外にも、カイロプラクティック、整体など、様々な名称を挙げている施設がありますが、これらは特に資格は必要とされていません。民間資格を得ることはできますが、国が認めた資格ではないため誰でも開業することができます。養成方法などに一定の基準がなく、施術者の力量は人により様々です。日本では医業類似行為とはみなされず、健康保険の対象とはなっていません。

 一般的な腰痛や肩こりは、整形外科であれば保険診療、整骨院・接骨院では自費診療となります。それぞれの特色をよく知って、自分に適した治療や施術を受けるようにしましょう。

SNS疲れ、あなたは大丈夫? —メンタル—

 FacebookやTwitter、LINE、mixiなど、友人と交流する手段としてソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用している人は多いと思います。
 情報を一斉に共有できる便利さ、懐かしい旧友や同じ趣味の人と触れ合える嬉しさ、いつでも誰かとつながれる安心感…。これらの魅力がある一方で、SNS上の独特の人間関係に振り回されて‘SNS疲れ’を感じる人たちも数多くいるようです。

 大学2年生のアキ子さん(仮名)もその一人です。
 消極的なタイプのアキ子さんですが、友人に誘われて何気なくSNSを始めてみました。
 ある日、「今日の晩ごはん♪」と手作り料理の写真を投稿してみたところ、予想外の大反響。友人たちからの「いいね!」ボタンや、「すごい!おいしそう!」「料理上手だね!」といったコメントが次々と入ってきました。褒めてもらえた快感から気持ちが高揚し、SNS上であれば不思議と積極的にコメントもできます。もっと認めてもらいたいとの欲求から、その後も、おしゃれなランチ、旅行、購入品…ことあるごとにSNSに投稿することが日課になりました。みんなの興味を引く出来事はないか、常にネタ探しで頭がいっぱいです。アキ子さんは、いつのまにかSNSでの関わりの中に自分の居場所を感じるようになっていました。
 同時に、友人たちの反応や行動を過剰に気にするようにもなりました。「他の友達にはコメントがたくさん入るのに、私の投稿にはコメントが少ない…」と孤独感を感じたり、充実感いっぱいの友達の投稿を見ると自分がみじめに思えたり…。コメントをつけてくれた人には、同じようにコメントを返さないと嫌われるのではと不安で、常にスマホを握りしめ、寝る間も惜しんでチェックしています。
 本来楽しむためにあるはずのツールなのに、反応にとらわれすぎて、ストレスばかり溜まってしまう…。知らず知らずのうちに、アキ子さんは‘SNS疲れ’状態に陥っていたのです。

 あなたは、アキ子さんが感じたような気持ちを経験したことはありませんか?
 ‘SNS疲れ’を感じながらも、「周りの話題から取り残されそう」「仲間はずれにされそう」との不安から、仕方なく続けている人もいるのではないでしょうか。
 SNSは、楽しく便利なコミュニケーションツールです。しかし、振り回され、ストレスを抱えてまで無理して続けるものではありません。
 日常生活に支障をきたすようであれば、思い切って退会し、SNSへの執着を断ち切ってしまうのも一つの方法です。SNSを始める前の生活に戻るだけのことです。もし辞めることがためらわれるのであれば、ログインや投稿する頻度、友人の数などに、自分の中でルールを設け、ネット上の交流から少し距離をおいてみるのもよいでしょう。
 SNS上の「友達」や「いいね!」「コメント」の数は、あなた自身を評価するものではありません。「人は人、自分は自分」と割り切って、背伸びをせずに自分のペースでSNSを楽しむことができたらいいですね。

・上記事例は、「学生生活無料健康相談テレホン」の複数の相談例に基づいて創作した架空の事例です

  

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