健康便り

4月の健康便り

楽ちん朝ごはん —健康—

 生協花子さんは、大学1年生。この春から大学近くのアパートでひとり暮らしを始めました。今まで料理はお母さんに任せっきり。これからは自分でやらなくちゃ。でも、実家と違ってキッチンは狭いし、ガス台も一口コンロしかない。今朝は卵焼きを焼いたけど、それだけで力尽き、1時間目から授業だから後片付けもできなかった…。明日は朝ご飯パスしようかな~。

 おやおや、花子さん、朝から大変でしたね。時間がない、場所が狭い、などの理由から食事作りが面倒になってしまう気持ち、わかりますよ。でも、朝ご飯は脳を活性化させる、身体リズムを整える、集中力を高める、などのメリットがありとても大事。便秘の予防や、太りにくくなるなどの効果も期待できます。最近は朝食抜きで登校する学生も少なくありませんが、ぜひ食べてほしいですね。

 朝に食べるとよい栄養素は、次の3つです。

  • 炭水化物      ご飯やパンなどの主食。脳のエネルギー源です。
  • タンパク質     肉や魚、卵などの主菜。体温を上げ、体内時計をリセットします。
  • ビタミン&ミネラル 野菜や果物などの副菜。体の機能を調節します。

 これら3栄養素を、忙しい朝に簡単、手軽に摂る方法をご紹介します!

  • ご飯派 ご飯を炊飯器でまとめて炊き、1食分ずつラップに包んで冷凍。
    朝、レンジでチンして、生卵や納豆をかけて。
    ミニトマトやキュウリなど洗ってすぐ食べられる野菜を一緒に。

  • パン派 パンにヨーグルトや牛乳、チーズなどの乳製品、ハムやソーセージを添えて。
    シリアルに牛乳をかけるだけでも栄養満点。
    バナナやみかんなどのフルーツを一緒に。

 インスタントの味噌汁やスープに冷凍野菜をチンして入れれば、さらに栄養価がUP!  そのまま食べられるものを買っておくことが楽ちん朝ご飯のコツです。

 さて、花子さんは、スーパーで食パンとハム、スライスチーズ、牛乳、バナナ、ミニトマトを買いました。翌朝の朝食は、ハムとチーズを挟んだ簡単サンドイッチ、牛乳、ミニトマト、バナナです。後片付けはグラスとお皿をさっと洗い、トマトのへたとバナナの皮を捨てるだけ。明日はチーズトーストにするつもりです。
 どうやら朝ごはんを続けられそうですね。がんばれ!生協花子さん!

「ぼっち」も案外悪くない!? —メンタル—

 今、「ぼっち」という言葉が若者の間で浸透しています。「ぼっち」とは、インターネット掲示板発祥の言葉で、‘ひとりぼっち’の略語だそうです。
 この春から大学生という人の中には、「ぼっちになったらどうしよう…」と不安を感じている方もいるかもしれませんね。入学後間もない時期は、受講システムや大学生活の過ごし方など、慣れないことも多く、「とりあえず、何かサークルに入らなければ…」、「誰かと一緒の時間割にしないと…」と、周りに合わせるばかりで自分の興味が二の次になってしまうこともあるのではないでしょうか。
 一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚える「ランチメイト症候群」や、学食での「ぼっち飯」を周りに見られたくないために、お弁当をトイレに持ち込んで一人で食べる「便所飯」という現象も起こりました。

 しかし、多くの学生が「ぼっち」になることをそこまで恐れるのはなぜでしょうか。大学で「ぼっち」で過ごすのはつらいけど、自宅や街中であれば一人で食事をするのも気にならない、という人もいると思います。つまり、「ぼっちになりたくない」と強く不安になる人は、「周りからぼっちと思われるのが嫌」という気持ちが強いのかもしれませんね。

 そもそも大学は、自分が目指す学問を自分の意思で学びに行く場です。「大人」として扱われる部分も増えるため、一人で食事をする、一人で授業を受ける、空き時間を一人で過ごす、といった行動も決して不自然なことではありません。いつも他人に合わせてばかりで、自分が本当は何をしたいのかを見失ってしまう時には、むしろ一人で行動する方が有意義に過ごせる場合もあります。一人で過ごす時間は、決して恥ずかしいものでも、無駄なものでもありません。
 もちろん、大学生活は仲間とのコミュニケーションを学ぶ場、という考え方もありますし、人付き合いの中で周りに合わせることを覚えるのも大切です。ここでお伝えしたいのは、「ぼっち=最悪の事態」と決まっているわけではない、ということです。「ぼっち」を深刻に受け止めすぎて、周りに馴染めない自分を責めたり、大学を辞めたりする必要はないのです。

 「誰かと一緒にいないと不安だ」、「ぼっちになるなんて恥ずかしい」など、「ぼっち」をネガティブにしか考えられない…。そんな人は、平日のすいたコーヒーショップ、図書館、映画館などに行き、一人でぼんやりと息抜きする時間、ものごとをじっくり考える時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。自分だけの「ぼっち時間」を贅沢に味わってみると、「ぼっちも悪くないかも」と思えるかもしれませんよ。

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