健康便り

7月の健康便り

傷あとが気になる時は —健康—

 はぁーっ。花子さんは深いため息をつきました。友人から海へ行こうと誘われたのです。実は花子さん、春に自転車で転倒したときの傷あとが腕や足にまだ残っています。水着になったらやっぱり目立つかな。これさえなければ思いっきり楽しめるんだけど…。
 花子さんのように怪我や火傷の傷あとを気にしている人は意外に多いのではないでしょうか。傷あとにはさまざまなタイプがあり、タイプそれぞれに目立たないようにする治療法があります。下記は治療の一例です。

<赤みが強いなど色が濃い>
色が目立つときは、レーザーや軟膏の使用などで症状を軽減する。

<周りの皮膚に比べ、色が抜けている>
傷口をきれいに治す薬の内服やレーザーなどのほか、表面を削り取り、正常な皮膚を植える治療法などもある。

<盛り上がっている、へこんでいる>
手術で取り除くなどして特別な方法で縫合する。広範囲の場合は植皮の方法がとられることも。傷の種類によっては軟膏やテープ剤の使用などで治療が行われることもある。

<タトゥーを消したい>
レーザーや手術による切除などで目立たないようにする。

 傷あとの種類や大きさ、色によって治療法はさまざま。審美目的であれば自費診療となることが多いので、費用面での検討も必要です。場合によっては保険適用で治療できることもあります。傷あとを完全に治すことは難しいのですが、傷あとを隠すメークなど、目立たなくする方法を病院で指導してくれることもあります。
 命にかかわることではありませんが、傷あとが残っていると気持ちに影響を及ぼすことはあります。気になる場合は、皮膚科や形成外科、美容外科などで相談してみてはいかがでしょうか。

 さて、花子さんはどうしたでしょう。せっかくのお誘いです。海には行きたいなぁ…。しばらく悩んだ末、「とりあえず相談してみよう!」と、形成外科に予約をしてみました。勇気を出して一歩を踏み出した花子さん、何か素敵なことがあるといいですね。

自分を知ろう! —メンタル—

次郎さんは、大学の授業や生活に慣れ、気軽に話せる友達も増えてきました。サークル活動も楽しくて順風満帆です。でも、先日友達と話していたときのことです。
友人A:「俺は将来、外資系を目指しているんだ。だから、小学校のころから英語会話ならってたんだぜ」
友人B:「僕は研究者になりたい。だから大学院に進むつもりだよ」

 先月お父さんから「目標を持て」と小言を言われたばかりの次郎さん。将来のことを思い描けないのは悩みの種でしたが、友達の話を聞いてますます焦りの気持ちが強くなってしまいました。

「どうしよう! ひょっとして、将来のことを考えていないのは僕だけなの!? そりゃあ、職には就かなきゃならないだろうけど、別にやりたい仕事なんてないよ。それなりに給料をもらえれば高望みはしないんだけどな…。でも…、僕にはいったい何ができるんだろう?」

 さあ、困りました。自分を知るためにはどうすればいいか、一緒に考えてみましょう。

 自分に対する理解を深めるためには、「今現在の自分自身の姿」を知ることが大切です。そのためには、自己紹介文を書いてみるといいかもしれません。自己紹介をするときには、自分の趣味や特技、こだわりや信念、過去にやってきたことなど、今の自分をかたち作っている要素をあげていきますよね。目に見えるかたちに書き出すことで、自分の特徴を知るきっかけになるでしょう。
 また、自分の性格を知ることも大事です。よく使われる心理検査にエゴグラムというものがあります。これは、50問ほどの質問に答えていくことで、厳格さ、温かさ、冷静さ、自由奔放さ、従順さなど、今の自分の性格傾向を把握することができます。

 どんな職業への適性があるかを探るには、職業適性検査を受けるという方法もあります。代表的なものとしては厚労省編一般職業適性検査(GATB)というものがあり、すでに進路相談などで受けたかもしれませんね。
 このように、自分で内省する、客観的に測定するなど、さまざまな方法があります。

 でもね、次郎さん。自分を知るためには、何よりも経験を積み上げることが大切です。興味を持った授業を履修してみる、友達との遊びやサークル活動に打ち込むなど、日々の生活がそのまま自分を知ることにつながるものです。時には周りの友人が意識の高い人のように見えてしまい、不安な気持ちになることもあるかもしれませんが、まずは日々の大学生活を大切にしてみてくださいね。

ページの先頭へ