健康便り

12月の健康便り

インフルエンザの予防接種はお早めに —健康—

 毎年猛威を振るうインフルエンザ。もう予防接種を受けましたか? いつも11月中にインフルエンザの予防接種を受けていた花子さんですが、今年はまだ受けていません。「予防接種を受けても意味ないよ」と友達に言われ、接種をためらっているのです。接種費用も高いし、受けるのやめようかなぁ。

 確かに、予防接種を受けてもインフルエンザにかかってしまう人はいます。お金もかかることですし、接種しても罹患してしまうなら無駄と思ってしまう人がいるかもしれません。しかし、インフルエンザの予防接種は、100%ではありませんがある程度の発病を阻止する効果や、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
 一般的にインフルエンザにかかると1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症などの重い合併症にかかる人がいます。入院が必要になる、場合によっては死亡する場合もあります。予防接種を受けると、このような重症化の予防が期待できるのです。

 では、いつ受けるのが良いでしょうか。インフルエンザの流行は例年12月から3月頃。その中でも特に1月から2月が一番はやる時期です。予防接種の効果が期待できるのは、接種した2週後から5ヶ月程度と考えられているので、流行のピークに合わせるためには、遅くとも12月中旬までに接種したほうが良いでしょう。
 国立感染症研究所の発表によると、今年、インフルエンザ発生報告数は過去5年間の同じ時期と比べてかなり多いとのこと。昨年と比べても早くからインフルエンザにかかる人が増えている地域があるようです。また、医療機関によってはすでに予防接種の予約を終了しているところもあります。受けていない人は早めに接種するようにしましょう。
 様々な理由があって予防接種を受けない人もいるかもしれません。その場合は、マスクをする、外出後にはよく手洗いをする、適度な湿度を保持する、十分な休養とバランスのとれた栄養を取る、人混みや繁華街への外出を控える、などして予防に努めましょう。

 花子さんはやはり予防接種を受けることにしました。万が一インフルエンザにかかって重症になったら大変。もしかかってもつらい時間は短い方がいい。治療が長引いて定期試験が受けられないなんてことになっても嫌だしね。内科に予約の電話をすると、「もう少しで今年分の予約を終了するところでしたよ」と言われ、ほっと一安心。間に合ってよかったですね。

悩みは前進への第一歩 —メンタル—

 12月の街はクリスマスムード一色で華やいでいます。次郎さんもなんとなく気持ちがソワソワして落ち着きません。数日前から「花子さん、クリスマスはどうするのかなぁ…」と気になっているのです。ゼミの仲間達とクリスマスの話しているとき“彼女と過ごす派”と“好きな人に告白する派”、それと自分を含む“男同志で飲み会派”に分かれていることを知りました。

 しかし、心のどこかで花子さんと一緒に過ごせたら楽しいだろうなぁ…という気持ちをもっている自分に気がついてしまいました。「僕は花子さんのことが好きなのか? これは恋愛感情なのか? それとも女の子とクリスマスを過ごしたいという願望なのか?」とあれこれ悩んでしまい、頭をかかえているのです。

 ふと自分の本心に気づいて混乱している次郎さんですが、こういう悩みは思春期にはよくあることです。周りからみると「そんなささいなことで?」と思うようなことでも、その人にとっては「とても大きな悩み」になっている場合があります。その悩みをどう解決したらいいかと考えることも重要ですが、自分の悩みを少し掘り下げてみると、さらに深い自分の考えや気持ちが見えてくることがあります。

 次郎さんは悩み続けているうちに、花子さんの何気ない優しさに助けられたことや、真剣に自分の話を聞いてくれたことを思い出しました。そして、「僕は花子さんといると、なんだかホッとして、それがすごく楽なんだよな」と実感したのです。この「安心感」や「心地良さ」が異性として好きなのか、友達として信頼しているのか、よく分からないし、はっきりさせるのが怖いような気持ちにもなりました。女の子として意識してしまうと、今までのように自然に接することができなくなってしまいそうです。しかし、花子さんのことをもっとよく知りたいし、たくさん話したいという気持ちも強くあります。考えているだけでは何も変わらない、考えているだけではどうしようもない! と決心した次郎さんは、勇気を振り絞ってこれまでと違った行動をおこしました。「明日、学食でランチしませんか?」と花子さんにLINEしたのです。こんなことができるなんて! 自分でもびっくりです。

 翌日、おいしそうにオムライスを食べる花子さんを目の前に、なかなか本題を言い出せない次郎さん。花子さんと一緒にクリスマスを過ごせるかどうかは分かりませんが、花子さんとの関係を前進させるための第一歩を踏み出した次郎さんでした。

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