健康便り

1月の健康便り

あなたの避妊法、大丈夫? —健康—

 「ちょっと生理が遅れてるんだ〜」と友人のCさん。花子さんはどっきりです。「終わってからちゃんと洗ったのにな〜」ため息交じりにCさんは話します。避妊って、それで大丈夫なの?

 立って性行為をすれば妊娠しない、行為後すぐに膣内を洗えば妊娠しない、などの話を聞いたことはありませんか? 気をつけてください。実はこれらの情報には根拠がありません。射精直前にペニスを膣の外に出す膣外射精という方法も、射精の前に分泌する液体に精子が含まれているため、妊娠の可能性は十分にあります。

 では避妊にはどんな方法があるのでしょう。代表的な避妊法を押さえておきましょう。

  1. 基礎体温法:基礎体温の変化から排卵日を推定し、妊娠しやすい日は性行為をしないか他の避妊法を使う。メリットは市販の婦人体温計で簡単に測定できること。デメリットは毎朝体温を測る必要があり面倒、体温の測り忘れや測り間違い、疲労やストレスなどによる基礎体温の変動により排卵期が見つけにくく、正確さに欠けること。
  2. コンドーム:男性の勃起したペニスに装着し、精子が女性の膣に入らないようにする。
    メリットは簡単に安価で購入できる、性感染症の予防に役立つこと。デメリットは正しく使えば失敗は少ないが、破損や装着ミスによる失敗があること。約90%の避妊率。
  3. ピル(低用量経口避妊薬):女性ホルモンの入った薬を服用して排卵を抑える。メリットは避妊の失敗がほとんどない、女性が避妊の主導権を握れること。デメリットは毎日服薬しなければならない、一時的な吐き気や不正出血など副作用が出ることもある、体質や持病によっては使えない場合もあり、婦人科受診が必要なこと。
  4. IUD(子宮内避妊用具):子宮内に小さな器具を装着し、受精卵の着床を阻害する。メリットは一度挿入すれば数年間避妊が可能である、避妊の失敗はほとんどないこと。デメリットは産婦人科医に装着してもらう必要があり、出産経験がないと使いにくい、月経が重くなることもあること。

 残念ながら100%確実な避妊法はありません。どの避妊法にもメリット、デメリットがあるので、自分の性格やライフスタイルなどに合わせて複数の方法を組み合わせると効果的です。万が一、避妊に失敗した場合はすぐ産婦人科を受診しましょう。緊急避妊薬を72時間(3日)以内にできるだけ早く服薬すると、100%ではありませんが妊娠を防止できることがあります。費用も高額なため、緊急避妊はあくまで最終手段として考えて。対応していない産婦人科もありますのでご注意ください。

 大学生の妊娠は女性男性いずれにとってもこれからの人生を左右する一大事です。性行為を伴う付き合いをするのであれば、妊娠や避妊についても2人で話し合い、自分達に合った避妊法を見つけましょう。特に女性は自分の体に起きることとして、妊娠を望まないのなら、雰囲気に流されず、正しい知識と強い意志を持って、避妊の意思表示をしましょう。

コミュニケーションの特徴を理解する —メンタル—

 ゼミ室では明日、課題発表をするS君とT君が資料作成やプレゼンテーションの準備をしています。1時間ほど前から、S君が資料の構成についてT君に何度も説明しているのに、T君が自分のことばかり話しているので、次郎さんは何だか様子がへんだなぁ、と思っていました。「だからさ、そうじゃなくて、今、説明したばかりじゃないか!」とS君が怒鳴り声をあげたので、ゼミ室にいた学生たちは息をのみました。「もう勝手にしろよ」と捨て台詞を残してゼミ室を出ていくS君。しかし、T君は気にすることもなく再び作業を始めました。

 「S君、どうしたの?」と次郎さんが聞くと、T君から返ってきたのは「知らない」の一言だけです。そこで、次郎さんはS君の怒っている理由をT君に説明しました。しかし、説明すればするほどT君との話はかみ合わず、S君がイライラする気持ちが分かるような気がしました。

 人間関係でトラブルを抱えやすいT君のような人には、次のような特徴があると言われています。

  1. 対人関係・社会性の障害
    相手の気持ちがつかめない、場にあった行動がとれない
  2. コミュニケーションの障害
    言葉の使い方の誤り、会話がつながらない
  3. 興味や行動の偏り(こだわり)
    パターン化した行動、興味、活動が限定している

 では、このような特徴がある人にはどのような接し方をすればいいのでしょうか?
基本的なポイントをいくつかご紹介します。

  1. 写真や図など視覚的な情報を提示して説明する
  2. 説明や指示は短い文で、順を追って、具体的にする
  3. できないことを一方的に責めず、どうすればもっとよくなるかを肯定的に伝える
  4. 大きな音や光の刺激が少ない、安心できる環境を整えて集中できるようにする
  5. 善悪やルールははっきりと教える

 人によって、その特徴はさまざまですが、何度か同じやり方をしても相手が理解できていないようだと感じたら、少し違う方法を試してみるのも良いかもしれません。
次郎さん、あんまり熱くならないで!分かりやすい短い言葉で説明してみましょうね。

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