健康便り

7月の健康便り

海外留学の時はしっかり準備を —健康—

 以前タイへ旅行に行ったとき、英語ができればもっとたくさんコミュニケーションが楽しめるのに〜 と実感した花子さん。世界のいろいろな人と出会うために、英語力をもっと磨きたい! そう思い、夏休みを利用して学内の短期留学制度に参加することにしました。行先はニュージーランド。限られた期間を存分に楽しむために、しっかり準備するぞ。

 花子さん、張り切っていますね。海外には日本では馴染みのない病気がたくさんありますが、知識を持って備えておけば防げるものも多くあります。また、留学先の学校から指定された予防接種を受けていなければいけないこともあります。必要な要件をきちんと確認し、事前に現地の情報を集めておきましょう。情報は外務省や厚生労働省など公的機関の情報を参考にするとよいでしょう。

<情報を集める>

MOFA 外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
各国の危険情報、安全の手引き、医療事情など
外務省 海外安全対策 世界の医療事情
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/
各国の衛生・医療事情やかかりやすい病気・ケガ、予防接種、医療機関の情報など
厚生労働省 検疫所FORTH 海外で健康に過ごすために
http://www.forth.go.jp/
旅行前の準備で必要なことや旅行中の注意点、感染症情報、旅行後の健康チェック、国内で予防接種を受けられる医療機関情報など
厚生労働省 感染症情報
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
感染症や予防接種情報など

<予防接種をする>

  • 母子手帳の確認:今までにどのような予防接種を受けてきたか確認する
  • 留学先から指定されている予防接種の確認:渡航先や学校により必要な予防接種が異なるので注意
  • 予防接種を受ける:予防接種の内容により接種完了までに数か月かかることもある。なるべく早く、内科やトラベルクリニックなどの医療機関で相談を。取り寄せが必要な場合もあるので予約時に確認する。トラベルクリニックでは日本で承認されていないワクチンでも取り扱っていることが多くある。

 そのほか、風邪薬や胃腸薬などの常備薬は飲み慣れたものを日本から持参する、持病がある場合は主治医に相談して英語で紹介状を書いてもらう、必要な薬を処方してもらうなどして備えましょう。現地では規則正しく、しっかりと休養を取りながら生活し、バランスよく食べ、適度に体を動かしましょう。生水や生ものに注意することも大切です。

 予防接種をしたり現地情報を調べたり、気持ちはだんだん盛り上がります。英語が上手になったら、次郎さん、驚くかな… とニンマリする花子さんでした。

恋への不安 —メンタル—

 「あの、次郎さん、よかったら今週の花火大会見に行かない? 前に行きたいって言ってたでしょ?」
 ゼミの授業が終わって、恥ずかしそうな表情で話しかけてきたのは同じゼミの美咲さんです。誰にでも分け隔てなく接する優しい美咲さんは、才色兼備な人気者です。

 「あ、いや、その、なんというか、その日は・・・」
 人気者の美咲さんに誘われ、次郎さんはあまりにも驚いてしまったため、言葉がでないまま立ち尽くしてしまいました。煮え切らない次郎さんの返事に美咲さんの表情も次第にかげり、「返事はまた次のゼミの時に教えてね!!」そう言い残して帰ってしまいました。

 美咲さんが帰った後、川島君が呆れた顔で次郎さんに話しかけてきました。彼は次郎さんの親友で、次郎さんの出会ってきた中で、最もモテる男です。「おい、次郎。前に今週の土曜日は暇だって言ってたよね。どうして断ったの」
 「二人で花火大会って、どうしたら良いかわからないし、トークも下手でカッコ悪いって思われるよ…。嫌われるに決まってる。そもそも相手はあの美咲さんだよ?」
 「まあまあ、ちょっと落ち着いて。次郎の気持ちもわかるけど、どうして嫌われるって決めつけるのさ。それに、美咲さんがどんな気持ちで誘ったか本当に考えた?」

 川島君に言われて次郎さんは、自分のふがいない対応を振り返り、自分のことばかりに気を取られていたことに気が付きました。
 「確かに、僕は自分が嫌われたくないってことばかりに気持ちが向いていたよ。でもすごく不安なんだ。僕は実際に何もしていないのに、どうしてかな。川島君は不安にはならない?」
 「そりゃ不安になるよ。でも僕は、それよりも一緒にいたい相手のことを考えるよ。きっと、美咲さんも次郎と同じように不安な気持ちを抱えていたけど、次郎を誘いたいから声をかけたんじゃないかな」

 川島君にそう言われた次郎さんは、美咲さんの悲しそうな表情が頭に浮かびました。次郎さんは、一人で冷静になって、川島君に言われたことについて考えました。
 「確かに、誰だって人ときちんと向き合おうと思ったら不安な気持ちになるよね。拒否されたら嫌だな、とか。でもそこで、不安なまま終わってしまったら何も変わらないよね。明日のゼミで、美咲さんを改めて花火大会に誘ってみよう」

 翌日のゼミの授業が終わった後で、次郎さんから改めて美咲さんを花火大会に誘いました。
 花火大会の当日、次郎さんの隣を歩く美咲さんは、普段よりもいっそう美しく見えました。
 「相手がどう思うかじゃなくて、自分がどうしたいか。川島君はいいことを教えてくれたな。こうして美咲さんの隣を歩いているなんて夢みたいだ」
 「何か言った? 次郎さん」
 「いや、なんでもないよ」
 さすがにこの気持ちは、まだ言えそうにない次郎さんでした。頑張れ、次郎さん。

ページの先頭へ