生協学生委員会の予防提案活動紹介

東京大学生協学生委員会 自転車無料点検で大学に協力

大学主催の自転車無料点検のサポートスタッフとして協力

東京大学生協学生委員会 自転車無料点検で大学に協力

東京大学の本郷キャンパスには、自転車通学をしている学生や教職員も多く、大学構内のいたるところに駐輪場があり、自転車が身近な乗り物であることがわかります。昨年より大学主導で年に2回、春と秋に自転車無料点検を開催し、交通安全への意識を高める取り組みを進めています。
この自転車無料点検は大学の環境安全課が中心となり、委員会を開催して実施のスケジュールなどを決定。東京大学生協は初回の実施にあたって相談を受け、協力業者の紹介などを行いました。生協学生委員はスタッフとして当日運営を手伝っていますが、この日は授業の合間を縫って4名が参加。午前と午後に2名ずつが受付や自転車の移動、タイヤの空気注入など、点検のサポートを行いました。今回は点検の流れとスタッフを務めた生協学生委員の様子を取材しました。

学生にも好評の自転車無料点検は昨年よりも点検のスペースも拡大

点検の流れ

  • 受付(列の整理やクイズ受付なども行う)
  • 自転車の移動・駐輪
  • 空気入れ・油差し
  • 業者による修理・点検
  • 点検・修理終了自転車の移動
  • 引き渡し
  • 会計(有償の場合)

このうち自転車の移動や駐輪、空気入れ、受付といった部分を生協学生委員が担当。

テント

初年度はテント2つで始めたが、次第に無料点検が認知され、2年目の今年はスペースも広がり、テント数も増えた。正門近くの人通りの多い場所なので何をやっているのか興味津々の様子で見ていく人が多かった。

小金井キャンパスの自転車置場

今回の受付台数は無償修理150台、有償修理50台で合計200台。受付は午前と午後に100 台ずつ先着順で行われたが、受付時間前になると行列ができ、あっという間に予定の台数に達した。

自転車交通安全クイズ

大学の運動会自転車部旅行班による「自転車交通安全クイズ」は、待ち時間などを生かしてやってもらえたら、と作成された。正解数次第で安全意識が高まるような、さまざまなグッズが当たる仕組み。豪華景品の数々に、参加する人も多かった。

カルテ

自転車には1台ごとにカルテが作られる。無償点検の場合は青いファイル、有償修理は赤いファイルでわかりやすく区別。

生協学生委員の江連さん

1台ごとに自転車のカゴに安全に関する配布物を入れていく生協学生委員の江連さん。

パンフレット

生協からの配布物は自転車の安全に関するものや、「学生生活110番」の案内パンフレットなど。

ハザードマップ

生協以外からは運動会自動車部と運動会自転車部旅行班、自転車事故撲滅ワーキンググループ作成による、東京大学本郷キャンパスのハザードマップも配布された。

英語で書いたリーフレット

外国人留学生向けには、交通ルールを英語で書いたリーフレットも用意。さまざまな学生が学ぶ大学だからこその配慮がさまざまになされていた。

手話

聴覚障害のある方もスタッフとして参加していた。簡単な手話のやり方をテントに貼りだして注意喚起。

カルテを元に説明

点検が終わると、業者から学生委員スタッフにどこを調整したのか等、カルテを元に説明がされる。点検終了なら駐輪場に移動し、次の自転車の点検にとりかかる。

タイヤへの空気入れ

点検終了後、指示があった場合はタイヤへの空気入れなどを行う。空気は自分で入れていく学生もいた。

自転車を移動

点検OKとなったものは、点検終了自転車用の置き場に自転車を移動させる。

ホワイトボード

点検終了自転車は、点検待ちとは別の場所に置き場所を設け、ホワイトボードに受付番号を書いて駐輪。申込者はこれを確認し、自転車を受け取っていく形になっている。授業の合間に受け取りに来る学生が多かった。

大学に協力する形での点検を共済にも生かしていく道を
東京大学は学生・院生・教職員を含めた生協の組合員数が約3万7000人と、大学生協の中でも組合員数の多い大学です。
生協学生委員会では食生活相談や新入生歓迎会などを行っており、自転車無料点検は大学に協力する形で学生委員会のメンバーが働く形をとっています。大学主導でさまざまな部署と関わって連携・調整することで全学の意識が高まる良さを生かし、今後も予防提案活動に生かしていきたいところです。

点検をサポートした生協学生委員

東京大学生協、増田和也専務理事(左)と田近民人専務補佐(右)。「無料の点検に終わらせないで、いかに共済活動につなげて生かしていけるかが課題」と増田専務理事。

点検をサポートした生協学生委員

点検をサポートした生協学生委員。午前と午後に分かれ、約3時間の活動になった。左から吉本純平さん(4年)、江連悠貴さん(4年)、門脇和生さん(3年)、住田爽さん(3年)。
それぞれが空き時間を活用してスケジュールを組んで参加。「少し自転車の調子が悪くても、わざわざ修理に持っていく人は少ない。そういう人にはこの無料点検は注目されているのではないでしょうか。留学生も業者に持っていくのはハードルが高いけれど、語学ができるスタッフも配置されているので、役に立っていると思います。あとは需要が多いけれどそれにどう応えていくかだと思います」と吉本さん。
江連さんは「前回よりも点検希望者が増えて、混雑した印象があります。この点検が自転車の安全への意識喚起になれば」と、語ってくれた。

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