2012年1月の健康便り —健康—

花粉症対策は早めに

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2月になると、テレビなどで「花粉情報」が流れるようになります。卒業式の時、別れと旅立ちの悲しみより、花粉症の症状の“すすり泣き”に悩まされる学生の姿も見られますね。
「最近鼻水が出るようになったが花粉症か」「花粉症だがいつごろ受診すべきか」などの相談が学生生活無料健康相談テレホンにも増えてきます。

花粉症の一般的な治療は内服によるコントロールが主流ですが、他にレーザー治療もあります。「レーザー治療ってよく聞くけど具体的にどんなこと?」と思う方も多いでしょう。
レーザー治療では、鼻の粘膜にレーザーを照射してアレルギー反応を鈍らせ、症状を出にくくします。粘膜を焼くので、その部分が再生するまでにある程度の期間が必要となります。そのため、12月から1月頃の早い時期での治療が最適とされます。
効果が出れば、症状がかなり改善されますが、「レーザー治療を受けた後で通院が必要」「鼻中隔湾曲症などの鼻の病気がある人には向かない」などの注意点があります。
なお、レーザー治療は永久的なものではありません。個人差がありますが期待できる効果は数年間とされています。

花粉症が軽症の場合は、生活の中で工夫をしましょう。まずはマスクやゴーグルで花粉を防御しましょう。女性の場合は、化粧もポイントになります。シンプルな化粧をお勧めしますが、ノーメイクだと、かえって花粉が皮膚に直接触れて刺激を受けますのでご注意下さい。 
また、体の中からの対策としてお茶はいかがでしょうか。お茶成分のカテキンがアレルギーに対して効果があると考えられています。お茶であればどれもカテキンが含まれており、特に、べにふうき茶・甜茶などに効果があるとされます。

早めの花粉症対策で、つらい時期を乗り切りましょう。