2013年4月の健康便り —健康—

一人暮らしの健康管理

イメージ

 入学、進級に伴い新しい生活が始まることの多いこの季節、一人暮らしを始める方もいらっしゃることでしょう。ところで、あなたのお部屋に救急箱はありますか?急に具合が悪くなった場合、どこに連絡したら良いか、どこに病院があるか、すぐにわかりますか? 学生生活無料健康相談テレホンには「急におなかが痛くなったが病院がわからない。どこにあるか。」「夜になり高熱が出てきた。一人でどうしたらよいか。」という相談が寄せられます。

 いつもなら携帯やパソコンで簡単に調べられるようなことも、具合が悪いときは辛くて思うように調べられないもの。また、病院に行くほどではないが頭痛がする、料理中に指をちょっと切ってしまったということはたびたびあるものです。いざというときに慌てないよう、近隣病院の確認や救急箱の準備は一人暮らしをする上でとても大切です。

 病院は、日中受診できる病院のほか、夜間休日の救急病院、都道府県や各自治体の救急情報センターや診療機関案内サービスなども調べておきましょう。時間がある時に自治体や消防庁のホームページなど調べておくと、急に受診が必要になったとき気持ちに余裕が持てます。受診時は保険証がないと自費診療となり多額の費用がかかります。必ず保険証を準備しておきましょう。

 大学生協の学生総合共済加入者の方は、学生生活無料健康相談テレホンの電話番号も控えておいてくださいね。365日24時間、健康状態に関する悩みに対応してもらえます。

 救急箱の中には、総合感冒薬(風邪薬)や胃腸薬、整腸剤、解熱鎮痛剤などの内服薬のほか、体温計、毛抜き、つめ切り、かゆみ止め、ばんそうこう、湿布薬、ガーゼ、消毒薬などを入れておきましょう。そのほか自分の体調や生活に合わせて必要なものを加えてください。救急箱は薬の品質劣化を避けるため、直射日光を避け、湿気が少ない涼しい場所におきましょう。年に一度は点検して、使用期限の切れたものは新しいものに交換を。服薬しても体調が良くならない場合は無理せず早めに受診しましょう。また、急な病気の時には買い物や食事の準備をするのも大変です。おかゆなどのレトルト食品やイオン飲料、簡単に食べられるパンや缶詰、冷凍野菜やフルーツなど、ある程度の食品は常備するようにしておきましょう。

 一人暮らしで一番不安な思いをするのは病気やけがの時ではないでしょうか。安心で快適な暮らしのために日頃から備えておきましょう。