2014年4月の健康便り —健康—

健康診断を受けよう

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 春になり、履修登録などで何かと忙しいこの時期、各大学で行われるのが健康診断です。大学生の健康診断は学校保健安全法に基づき、毎年6月30日までに行われます。学生生活無料健康相談テレホンでは、「うっかり健診を受けそびれた」「体に悪いところはないし、受ける必要はあるのか」といった声も聞かれます。

 健康診断を受ける際、いくつか留意したい点があります。過度な飲食や疲労は結果に悪影響を及ぼすことがあるので、受診の前日は暴飲暴食をさけ,充分な睡眠をとるように心がけましょう。また、検尿やメガネなど、必要なものを忘れると十分な検査が受けられないことがあります。効果的に健康診断を受けるために、学校からの指示を必ず確認することが大切です。
 健康診断では、内科診察や問診の際に、医師や保健師などの医療従事者と直接話をすることができます。日頃病院と縁がなく、医療従事者に接する機会のほとんどない人にとっては、またとない機会です。体のことや食事、運動のことなど、健康面で何か気になっていることがあれば、あらかじめメモにして準備しておくとよいでしょう。短い時間でスムーズに質問したりアドバイスを受けたりすることができ、健康診断を有効に活用できます。

 健康診断の結果が出た後、どうするかも大切です。異常があれば放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。結果に対して適切な対応をすることが、健診を有意義なものにします。異常がなかった場合、「健康診断を受けることは無駄だ」と思う人もいるようです。しかし、受けなければ隠れた異常は見つかりません。健康診断は、体に異常がないかどうかを確認し、自分の生活を考えるよい機会です。健康診断をただ受けるだけでなく、この機会を逃さず、しっかり体のチェックとメンテナンスをしましょう。