2017年1月の健康便り —メンタル—
ゼミ室では明日、課題発表をするS君とT君が資料作成やプレゼンテーションの準備をしています。1時間ほど前から、S君が資料の構成についてT君に何度も説明しているのに、T君が自分のことばかり話しているので、次郎さんは何だか様子がへんだなぁ、と思っていました。「だからさ、そうじゃなくて、今、説明したばかりじゃないか!」とS君が怒鳴り声をあげたので、ゼミ室にいた学生たちは息をのみました。「もう勝手にしろよ」と捨て台詞を残してゼミ室を出ていくS君。しかし、T君は気にすることもなく再び作業を始めました。
「S君、どうしたの?」と次郎さんが聞くと、T君から返ってきたのは「知らない」の一言だけです。そこで、次郎さんはS君の怒っている理由をT君に説明しました。しかし、説明すればするほどT君との話はかみ合わず、S君がイライラする気持ちが分かるような気がしました。
人間関係でトラブルを抱えやすいT君のような人には、次のような特徴があると言われています。
では、このような特徴がある人にはどのような接し方をすればいいのでしょうか?
基本的なポイントをいくつかご紹介します。
人によって、その特徴はさまざまですが、何度か同じやり方をしても相手が理解できていないようだと感じたら、少し違う方法を試してみるのも良いかもしれません。
次郎さん、あんまり熱くならないで!分かりやすい短い言葉で説明してみましょうね。