2017年9月の健康便り —メンタル—

自分に合ったストレス解消法を見つけよう!

イメージ

 長かった夏休みも終わり、自分のアパートに戻った次郎さん。残暑の厳しいこの時期、いつもなら心も体も夏バテ気味なのですが、今年の次郎さんは思いのほか元気です。「なんで、そんなに元気なの?」とゼミ仲間にも不思議がられていました。「帰省中、高校生の弟とよく運動したからかなぁ…」と答えながら、次郎さん自身、これまでのストレス解消法との違いを感じていました。

 次郎さんはストレスが溜まったり、体調がすぐれなかったりした時は「休むのが一番」だと思っていました。外出を控え、家の中でゲームや読書をしたり、ゆっくりと半身浴をしたりして心と体をリラックスさせるように心がけてきたのです。

 しかし、今年の夏は弟と一緒に人の少ない時間帯を狙って、地域のスポーツセンターのプールで思いっきり泳いだり、涼しい朝夕に実家の近くをジョギングしたりしました。少し遠出して、初心者用の岩山でボルダリングにも挑戦!
運動をすることで体は疲れましたが、夜はぐっすり眠れるし、食事も朝からしっかりとることができて、健康になった実感がありました。そのうえ、気分もすっきりするので、考え方がポジティブになり、些細なことでくよくよすることも少なくなったような気がします。

 ストレス解消法には、次郎さんが取り入れた運動以外にもさまざまな方法があります。

 皆さんはどのようなストレス解消法が自分に合っているか、考えたことはありますか? ストレス解消のつもりでやっていることが、いつの間にか別のストレスを生み出していることはありませんか?
レベルや技術をあげようとして全然楽しめない、一緒に過ごした人との人間関係に問題を抱えてしまう、ダラダラ過ごして余計に不調を意識してしまう、というようなことはないでしょうか?

 もしも、「何だか楽しくないなぁ」「疲れるだけですっきりしないなぁ」と感じることがあれば、少し目先を変えて、これまでとは違うストレス解消法を試してみては? 
 次郎さんのように自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。