健康便り

2017年12月の健康便り —健康—

お酒の飲み方には気を付けて!

 寒さも増してきたある日、花子さんは友人の川島君に呼ばれて居酒屋に行きました。次郎さんが一人でやけ酒を飲んでいるというのです。実は次郎さん、美咲さんに振られてしまいました。落ち込む次郎さんは何も食べず、黙ったままビールをあおっています。ほとんどイッキ飲みです。花子さんは、急性アルコール中毒の学生が亡くなったという先日見たニュースを思い出しました。次郎さん、そんな飲み方で大丈夫?

 クリスマス、年末年始と宴会やパーティーの多い時期です。しかし、楽しい飲み会も寂しい一人飲みも、アルコールの飲み方を誤れば体調を崩し、時には命まで落としかねません。学生の中には飲酒経験が少ないため自分の適量が分からず、勢いに任せた無謀な飲酒をする人がいます。また、吐いたり、酔いつぶれたりするまで飲ませようとする危険な飲み会もあるようです。東京消防庁の発表によると、平成22年からの5年間でアルコール中毒により搬送される人は徐々に増えています。特に20歳代で、イベントの多い12月の搬送が多いとのこと。酔いつぶれたまま放っておかれ、様子がおかしいのに救急車が呼ばれず命を落とす人もいます。各自が節度ある飲酒を心がけるようにしましょう。

<お酒を飲むときに自分で気を付けること>

  • 自分の適量を知り、その日の体調に注意する
  • つまみを食べながら、ゆっくり飲む
  • 強い酒は薄めて飲む
  • アルコールが飲めない人は、飲めないことを周囲に前もって伝えておく

<みんなで気を付けたいこと>

  • アルコールハラスメントをなくす
    (アルコールハラスメントとは、飲酒、イッキ飲みの強要、わざと酔いつぶす、アルコールしか用意しない、酔ってからむ、などの迷惑行為のこと)
  • 酔いつぶれた人を一人にしない
  • 吐くまで飲ませない(吐く人がいたら、吐物がのどに詰まらないよう注意を)

 かつては酔いつぶれるのは男性が主でしたが、最近では女性も例外ではありません。近年も男性が女性を泥酔させて暴行する事件などの報道がありました。自分の命や安全を守るためにも飲み過ぎには要注意です。当然ですが未成年者、車の運転者も飲んではいけません。

 花子さんはそっと次郎さんの隣に座り、ビールの代わりにウーロン茶を置きました。次郎さんがいつも頼む冷奴も添えて。黙って冷奴を口に運ぶ次郎さんの隣で、花子さんも黙って一口ウーロン茶をすすりました。