健康便り

2018年1月の健康便り —健康—

ノロウイルス感染症にかかったら

 昨日から花子さんはずっと下痢気味。吐き気もあります。病院に行ったら、ノロウイルスによる感染性胃腸炎とのこと。吐き気は落ち着いてきたけど、おなか痛いな〜。

 ノロウイルスなどの感染による胃腸炎は、ウイルスが主に口から入り、腸で増殖しておう吐や下痢、腹痛などを起こします。感染力はきわめて強力で、人の手から、咳などによる唾液の飛沫から、乾燥した吐物などから舞い上がってなど、様々な経路で口に入ります。潜伏期間は約24時間〜48時間で、症状は1〜2日程度続きます。おう吐や下痢の症状が出たら周囲の人に感染を拡大させないよう、外出は控えましょう。

 感染性胃腸炎は特別な治療法がなく、対症療法が中心です。家庭では以下のように対応しましょう。

<おう吐>

おう吐後は、1時間程は飲んだり、食べたりせず胃を休める。その後少量ずつ水分摂取を行う。吐き気が治まらない、水分が取れないときは受診する。

<下痢>

脱水症状にならないよう、こまめに水分摂取を行う。薄いみそ汁やイオン飲料は、電解質を含み吸収されやすいのでお勧め。食事は刺激物や冷たいものを避け、消化の良いものを。腹部を温めると消化・吸収の助けになる。
水分が取れない、排尿が少ない、唇や皮膚がカサカサになる、などの場合は脱水の恐れあり。病院で点滴が必要となることもあるため受診する。

<手洗い>

手洗いは、手についたウイルスを減らす最も有効な方法。排泄後、便や吐物の処理後、調理や食事の前にはしっかり手洗いを。アルコールによる消毒はあくまで手洗いの補助として考える。症状が改善しても1週間ほどは便中にウイルスが排出されるので油断は禁物。

<吐物・便の処理はどうする?>

 吐物や便の中には大量のウイルスが含まれる。ウイルスが飛び散らないように静かにふき取り、次亜塩素酸ナトリウムを含んだ消毒液や塩素系漂白剤などで消毒してから水拭きを。ふき取りに使用したものは全てビニール袋に入れ、しっかり口を閉めて廃棄。使い捨てのマスクや手袋、エプロンなどがあるとなおよい。

<汚れた衣類や布団はどうする?>

しぶきを吸い込まないように注意しながらバケツなどでまず水洗いし、次亜塩素酸ナトリウムで消毒。消毒液が使用できない場合、85度以上のアイロンで1分以上加熱しても消毒効果がある。いきなり洗濯機で洗うと、洗濯機がウイルスで汚染されるので注意。水洗いした箇所の消毒も忘れずに。

 花子さんはおなかを温め、様子を見に来てくれたお母さんが作ってくれたスープを飲みながらゆっくり寝ました。人にうつさないために、お友達のお見舞いは遠慮しておいたほうがよさそうですね。