2018年7月の健康便り —健康—

審美歯科ってなあに

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 休日のある日、花子さんの家にいとこの綾香さんが遊びに来ました。綾香さんに会うのは久しぶりです。何だか前と印象が違うような…?「実は私、審美歯科で歯の矯正とホワイトニングを受けたのよ」綾香さん、わざとおどけてニッと笑ってみせました。審美歯科ってどんなことができるのかな? 歯の色や歯並びに自信があるほうではない花子さんは興味津々です。きれいな歯並び、白い歯がキラリと輝く私…、想像するとにやけてしまいます。もし治療したら次郎さんも気づいてくれるかな…。

 一般的な歯医者さんでは「虫歯や歯周病の治療や予防」「よく噛めるようにする」「発音する、話す」といった口腔内の機能的なことを主体に治療を行います。一方、審美歯科は治療に加えて美観を整えることも大きな目的とします。機能的な健康だけではなく、見た目をきれいに整えることで、より高い満足感が期待できます。

 就職活動中の友達で、面接時の印象を考えてホワイトニングを行った人がいたことを思い出した花子さん。審美歯科はとてもお金がかかると言っていたけれど…。
 綾香さんは「確かに審美歯科ではほとんどが健康保険のきかない自由診療。費用は医療機関によっても大きく変わってしまうの。ただ、セラミックを使って歯を白く見せる方法には健康保険が使える事もあるから、医療機関に直接問い合わせるといいわよ。歯列矯正は大人もできるけれど、かみ合わせの状態によって矯正方法が違ってくるから、これも相談が必要ね」と教えてくれました。

 一般的な審美歯科で行われる治療は次のようなものがあります。

 「想定外の高額治療費請求とか、仕上がりのイメージが違うなどのトラブルもあるみたいだから、歯科医選びは気を付けてね」と綾香さん。今は治療費を自分では出せないから、先のことになるかもしれないけれど、受診するなら広告だけで安易に決めないようにしようと花子さんは思いました。