2021年8月の健康便り —健康—
大学1年生の山田明日香さんは、入学後、ほとんどの期間が緊急事態宣言下だったため、ほぼ家で過ごしていました。最近はオリンピックをテレビでダラダラと観ています。家でのエアコン設定温度は24℃。適切な室温とされる28℃よりかなり低めです。外は暑い日が続きます。部屋は涼しいのに、山田さんはだるくて仕方がありません。
ビデオ通話で元気のない山田さんを画面越しに見た友人の小池英人さんは、「大丈夫か」と声をかけました。「夏バテしたみたいで。最近体がだるいの」と山田さん。「最近暑いからね。エアコンが効いているなら熱中症ではなさそうだけど、どうしたらいいか大学の看護師さんに聞いてみたら」小池さんに言われ、健康管理センターのモモセさんに電話をしてみました。
夏バテとは倦怠感、食欲低下、下痢や便秘、のぼせ、頭痛など、夏の暑さに体が対応できず起こる症状のことをいいます。部屋を涼しくしていても夏バテになることも。原因と対策は以下のとおりです。症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
モモセさんに話を聞いた山田さんは「暑くてエアコンの温度を下げすぎていたな。自宅だと食べ物も適当になっちゃって。運動も心掛けなきゃ」と反省しました。その話を聞いた小池さんは「自宅で動画を見ながら運動するのがいいよ。お勧めの動画をスマホに送っておくね」と優しく声をかけました。