2026年3月の健康便り —健康—

美容医療 ~契約前に知っておきたいポイントとトラブル対処法~

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 近年、SNSによる情報普及で抵抗感が減り、プチ整形などダウンタイムの短い低料金の施術が増えたことなどから、10~20代で美容医療を受ける人が増えています。身近になった美容医療ですが、予想外の症状や高額請求などのトラブルも。今月は、美容医療に多いトラブルと、契約前に知っておきたいポイント、トラブル対処法などについて紹介します。

<美容医療に多いトラブル>
 美容医療といっても、医療脱毛、二重手術、ヒアルロン酸注入など内容はさまざまです。しかし医療である以上、腫れや痛み、やけど、理想と違った、といったリスクも存在します。また、契約内容をよく確認しないまま「当日契約で安くなる」などと勧められ、高額な契約を結んでしまうケースも後を絶ちません。
<契約する前にチェックしておきたいポイント>
  • SNSやホームページなどの情報を鵜吞みにせず、どんな薬剤・機器を使うのか、どんな効果があるのか、医師の説明を理解するまで質問する。
  • 「腫れるかもしれない」「痛みが長引くことがある」など、リスクや副反応といったデメリットまで納得した上で選ぶ。
  • 一つの方法だけが正解ではない。本当に必要な施術なのか、他の施術や施術以外の方法はないのかなどを確認する。
  • 焦って決めると後悔しやすい。「当日限定割引」などの誘導には注意し、少しでも不安が残るときは、一度持ち帰って考える勇気も大切。
<トラブルに遭ったらどこに相談すればよい?>
 18歳で成人すると、親の同意なくローンを組んだり美容整形手術を受けたりできるようになりますが、トラブルに巻き込まれるケースも多く報告されています。一定条件の美容医療サービスは、特定商取引法の対象となり、契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフが可能です。また、期間が過ぎても中途解約ができる場合もあります。
 ひとりで解決しようとせず、契約や料金トラブルについては、国民生活センター(全国の消費生活センター)へ、医療行為そのものに関する不安や相談は、医療安全支援センターへ相談しましょう。