春は進学や進級など、新しい生活が始まることが多い季節です。同時に、起きられない、だるいなど、体の不調を感じることが多い時期でもあります。今月は、この時期に起こりやすい体調不良の原因とその対処法についてご紹介します。
- <体の不調を感じる原因>
- 体は、主に活動時に働く交感神経と、休息やリラックス時に働く副交感神経の2つの自律神経が交互に働くことでコントロールされています。春は寒暖差が激しく、気圧の変化が多い時期。交感神経、副交感神経が目まぐるしく切り替わるため、バランスを崩しやすくなります。自律神経のバランスが乱れると、倦怠感や不眠、下痢、便秘、頭痛、イライラや不安感などの症状が出てくることも。春は新生活のストレスもありますから、なおさら不調を感じやすくなります。不調を引き起こさないためには、自律神経のバランスを意識して整えることが大切です。
- <自律神経のバランスを整えるために>
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- 食事は3食、バランスよく
朝食をとるとそのエネルギーで体温が上がり、体がアクティブモードに切り替わる。少量でもよいので、朝食は必ずとろう。一人暮らしはご飯やパンなどの炭水化物に食事が偏りがち。牛乳やチーズ、ヨーグルト、納豆、カット野菜、ミカン、バナナなど、そのまま食べられるタンパク質や野菜、果物を冷蔵庫に常備しておくのがお勧め。
- 適度な運動習慣
運動すると自律神経のバランスを整えるセロトニンが分泌され、健康の維持増進、ストレス解消などの効果がある。スポーツサークルへの参加、体育の授業の選択、ジムの利用などの他、徒歩や自転車での通学、階段の利用など、日常生活で工夫するのも効果的。
- 入浴は湯船につかる
湯船につかると体に水圧がかかり、マッサージを受けたように全身の血行がよくなる。栄養や酸素豊富な血液が全身に送られやすくなるので疲労回復にも効果あり。副交感神経が優位になり、高いリラックス効果が得られる。
- 十分な睡眠
睡眠不足は自律神経のバランスを崩す。質の良い睡眠のためには、寝る前にスマホの使用を控え、照明を薄暗くして過ごすのがよい。大学生は生活が不規則になりがち。寝る時間、起きる時間をできるだけ一定にするとよい。朝起きたら太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整う。
- <受診の目安は>
- 不調を感じたらまずはゆっくり休みましょう。それで改善するようなら、そのまま様子を見てOKです。不調が収まらない、眠れない状態が続く、発熱やめまいなど他の症状が出てきた場合は無理せず医療機関を受診しましょう。
受診すべきか迷うときは大学の保健管理センターに相談したり、CO・OP学生総合共済に加入の学生・保護者の皆さまは、学生生活無料健康相談テレホン(24時間365日)を利用したりするのもよいでしょう。看護師など、からだの専門家が近隣の病院案内なども行います。