今月は、学生生活の中で多くの方が悩む「友人関係」について紹介します。
- <友人関係の難しさ>
- 大学生活では、新しい出会いもあり、友人関係が広がっていく機会が多いものです。それが楽しいと感じる一方で、気を遣いすぎて疲れてしまったり、「本音を言えない」「距離の取り方がわからない」と感じたりすることもあります。相手の気持ちを考えるあまり、自分の意見を後回しにしてしまうことや、グループの中で孤立しているような感覚を持つこともあるでしょう。大学入学にあたり、環境の変化が大きく、これまでの人間関係と比べて戸惑う場面が増えるため、友人関係に悩む学生は少なくありません。思い悩むあまり勉強に集中できなくなるケースもあります。
ですが、こうした悩みは特別なことではなく、多くの人が経験する自然なものです。まずは「悩んでしまう自分」を責めず、そのような気持ちが生まれることそのものを受け止めていくことが大切です。
- <友人との適切な距離感とは>
- 友人関係は「近すぎず、遠すぎない」心地よい距離感が大切です。無理に合わせようとすると自分に負担が大きくなり、逆に、距離を取りすぎると相手に誤解を与えてしまうこともあります。例えば、グループ活動で疲れたときには「今日は一人で過ごしたい」と伝えることも必要です。そして、相手が一人の時間を望んでいるときには、その気持ちを尊重することも大切です。自分のペースを大切にしつつ、相手の気持ちにも耳を傾ける姿勢が心地よい関係性づくりにつながります。
友人関係は「つくる」だけでなく、「育てる」ものです。自分の気持ちを少しずつ言葉にして伝える、相手の立場を理解しようとする、無理のない関わり方を続けるといった日々の積み重ねが、信頼関係を深める基盤になります。友人関係で悩んだり、関係の変化に不安を感じたりしたときは、一人で抱え込まず、大学の学生相談室を利用するのも一つの方法です。また、CO・OP学生総合共済に加入の学生・保護者の皆さまは、学生生活無料健康相談テレホン(24時間365日)にこころの相談をしてみるのもよいでしょう。臨床心理士などこころの専門家が話を伺います。誰かに胸の内を明かすことで、気持ちが整理されることもありますよ。