2026年6月の健康便り —メンタル—

アルコールハラスメント防止のために
~誰もが安心して過ごせる場づくり~

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 今月は、大学の飲み会やサークル活動などで起こりやすい「アルコールハラスメント(アルハラ)」について、安心して過ごせる場づくりのヒントをご紹介します。

<楽しい場にひそむ飲酒のプレッシャー>
 夏休みも近づき、合宿やBBQなど、お酒を伴う集まりに参加する予定の方もいるのではないでしょうか。楽しい時間を過ごしたいという気持ちがある一方で、「飲まないと場に溶け込めないのでは」「断ったらノリが悪いと思われる」と、不安や居心地の悪さを感じている人もいるかもしれません。また、周囲に合わせようと無理をしたり、他者にアルコールを強要したりといった場面を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
 飲酒を伴う場に参加した全員が飲酒できるとは限りません。20歳未満の飲酒は法律で禁止されていますし、20歳を過ぎても体質的にお酒が弱い、健康上の理由や服薬の関係で飲めないという人もいます。宗教や個人の価値観からあえて飲まない選択をしている人もいて、飲まない理由は人それぞれです。にもかかわらず、一気飲みを勧めたり、断っているのに繰り返し注いだり、飲まないことをからかったりする行為は、アルコールハラスメントに該当します。こうしたアルコールハラスメントは、「昔からこうだった」「場のノリだから」と見過ごされがちですが、無理な飲酒は心身の不調や人間関係の悪化を招きます。また、急性アルコール中毒や泥酔状態による事故など、安全を脅かすこともあるのです。
<安心して過ごすための一歩を>
 誰もが心地よく過ごせる場をつくるために大切なのは、「飲む自由」と同じように「飲まない自由」が尊重されることです。参加や飲酒はあくまで個人の選択であり、理由を説明しなくても認められる雰囲気が必要です。
 もし自分が断る立場になったときは、「今日は飲まない」「体質的に弱くて」など、短く伝えるだけでも十分です。ノンアルコール飲料を選んだり、席を移したりすることで、無理をせずにその場にいる方法もあります。
 主催者はもちろんのこと、参加者自身も飲酒を前提にしない声かけや配慮を心掛けることで、場の安心感は大きく変わります。アルコールハラスメントを防止するために、仲間や組織全体でハラスメントに対する意識を向上させていきましょう。