2026年8月の健康便り —健康—

大学生の今こそ知ってほしい子宮頸がん予防
~予防のカギはワクチンと検診~

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 大学生の皆さんは、がんという病気はまだ先の話、自分には関係ない、と思う人も多いかもしれません。でも実は、子宮頸がんは20代など若い世代でも発症することがある身近ながんです。今月は、大学生の今だからこそ知っておきたい子宮頸がんの予防についてご紹介します。

<予防その1 ワクチン接種>
 子宮頸がんは子宮の入り口(子宮頚部)にできるがんで、その多くはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。主に性交渉によって感染します。予防のためには、できれば初めての性交渉の前にワクチンを接種することが大切です。ただし、HPVにはさまざまな種類があるため、既に性交渉の経験があっても、まだ感染していない型に対してはワクチンの予防効果が期待できます。小学校6年生~高校1年生の女子は無料の定期接種がありますので、すでに接種済みという人もいるでしょう。大学生の接種は原則自己負担ですが、加入している健康保険組合やお住まいの自治体によっては費用補助を行っていることがありますので、一度確認をお勧めします。
 なおHPVは、男性の尖圭コンジローマ、肛門がん、中咽頭がんの原因と考えられています。男性がワクチン接種することにより、自身の病気予防に加え、パートナーの感染予防にもつながる可能性があります。現時点では、全額自己負担となることが多いですが、接種希望の場合は内科や泌尿器科、自治体などに相談してください。
<予防その2 子宮頸がん検診>

 HPVワクチンはすべてのHPVに対応しているわけではありません。そのため、ワクチン接種をしていても、20歳を過ぎたら2年に1回の子宮頸がん検診が推奨されています。早い段階で見つかれば比較的治療がしやすい一方、進行すると治療が難しくなるため、早期発見がとても重要です。
 検査は子宮頚部の細胞をやさしくブラシでこすり取って調べる細胞診です。婦人科受診が初めてだと、痛そう、恥ずかしい、何をするのだろうと不安になる人も多いと思います。検査は専用の診察台で行われ、膣から器具を挿入して行われます。おなかのあたりにカーテンが引かれている、医師との間に仕切りがある、バスタオルが用意してあるなど、安心して検査が受けられるよう配慮されていることが多いです。また、下着を脱ぐ必要があるので、検査当日は着脱しやすい服がお勧めです。抵抗がある場合は、女性医師がいる婦人科を選ぶのも一つの方法です。公費負担で検診を受けられる自治体もあります。お住まいの自治体からお知らせ等が届いたら積極的に利用しましょう。

 ワクチン接種や検診は少しハードルが高いと感じることがあるかもしれません。ですが、子宮頸がんは予防できる数少ないがんです。今の行動が将来の健康を守ります。未来の自分のために、ぜひ一歩を踏み出してみてください。