2026年8月の健康便り —メンタル—

ゼミの指導教員には相談しにくい!?
~卒論のテーマ設定や進め方で悩んだら~

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 今月は、卒業論文のテーマ設定や進め方、指導教員との関わり方などで悩んだときに役立つ考え方や対応策についてご紹介します。

<卒業論文に取り組むということ>
 大学生活で積み重ねてきた学びをひとつの形にするために、卒業論文や卒業研究のテーマについて思い悩んでいる方も多いのではないでしょうか。テーマを決めきれずに焦りを感じることは珍しいことではありません。それだけご自身の学びに責任を持ち、真剣に取り組んでいる証拠であるともいえます。
 卒論を書くにあたって、指導教員に相談したくても「こんな状態で相談してもいいのだろうか」「的外れな考えだと否定されるのではないか」「怒られるかも」といった不安を感じ、気軽に相談しようという気持ちにはなれないこともあるでしょう。
 ですが指導教員のほうは、学生に最初から完成度の高いテーマの設定を期待していないことが多いのです。考えが整理できていない段階で相談してもらうことを前提としている教員がほとんどなので、「テーマが固まっていない」「方向性に自信がない」という状態で来てもらったほうが、適切な助言につながる場合も少なくありません。そして、学生の皆さんのほうも、指導教員との対話の中で、自分の考えが整理されたり、深まったりすることがあるかもしれません。
<様々な選択肢を視野に入れて>

 卒論の進め方については、指導教員に相談するだけが解決策ではありません。多くの大学には、学修支援センターやライティングサポートなど、学習上の悩みや論文執筆についてのサポート機関が用意されています。これらの相談先では、考えの整理や学習計画を立てる手助けなども含め、幅広く相談することができます。
 ゼミの先輩に話を聞くことも有効な手段です。ゼミの担当教員から指導を受けてきた先輩だからこそ、「所属するゼミで論文を書くにあたって、どのような視点が大切か」「履修中の単位取得と卒論をどう両立したのか」「担当教員との関わり方のコツ」などといった具体的な経験を教えてくれることがあるでしょう。今、何をするべきかといったアドバイスももらえるかもしれません。
 もう一つできることとしては、「テーマを決める」ことから一旦距離を置き、自分の興味関心や問題意識を書き出す作業があげられます。思考を見える化することで、自身の考えと日々の学習との接点が見え、どこから知見を深める必要があるか、優先順位をつけることにもつながります。

 現時点の状況を整理し、心理的負担の少ない方法から、無理なく進めていきましょう。