2026年9月の健康便り —メンタル—

SNSで起こりがちなトラブルについて
~安心して人とつながるために大切なこと~

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 大学生活や日常の中で、もはや欠かせないものとなっているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。今月はSNSで起こりがちなトラブルとその対策についてご紹介します。

<気づきにくい違和感とすれ違い>
 SNSは、人とのつながりを広げたり、写真や動画を気軽に共有したりできる便利で楽しいツールですが、使い方によっては人間関係や自身の心に悪い影響を及ぼすこともあります。その一つとしてよくあるのが、日常の中で撮影した写真の扱い方に戸惑いを感じる場面です。
 例えば、サークル活動や友人との時間の中で撮影された写真が、事前確認なくSNSに投稿されることがあります。投稿された文章や写真は楽しそうな内容なので、投稿者としては誰も傷つけていないし、気にしないだろうと思って投稿したのでしょう。しかし、自分の姿が不特定多数の人に見られていると感じて落ち着かない気持ちになる人もいます。
 落ち着かない気持ちになった人は、「このくらいなら大丈夫」「自分だけ気にしすぎかもしれない」と考えようとして、違和感をそのままにしてしまうことがあります。特に、関係を大切にしたい相手であればあるほど、その気持ちを言葉にすることに迷いが生じやすくなります。
 SNSの使い方や写真の公開に対する感じ方は人それぞれです。気にならない人もいれば、公開の範囲や方法に慎重でありたい人もいます。写真に写っている人への十分な共有や同意がないままの投稿は、人に不安や負担を与えることがあるのです。このような気持ちのすれ違いは表に出にくく、相手に気づかれにくい点にSNSの難しさがあります。
<安心して過ごすための一歩>

 誰もが安心してSNSを利用するためには、「発信すること」と同じくらい、「どのように関わるかを選ぶこと」が大切です。SNSで何をどこまで共有するかは、それぞれが自分で考え、選ぶことができます。
 写真に写ることや自分の写真が公開されることに不安を感じる人は、その気持ちを無理のないかたちで撮影者や投稿者に伝えることも一つの方法です。そしてSNSとの関わり方を見直し、自分が安心できる距離を保つことも、自分を守ることにつながります。
 SNSでの出来事にストレスを感じたときには、一人で抱え込まず、友人や家族、学内の相談窓口に話すのも良いでしょう。誰かに話すことで気持ちが整理され、自分に合った対応を考えることができる場合もあります。

 SNSは、上手に付き合えば人とのつながりを豊かにしてくれるツールです。自分の気持ちを大切にしながら、無理のない関わり方を積み重ねていくことが、安心して過ごせる日常づくりにつながっていくでしょう。