2026年10月の健康便り —メンタル—

闇バイトに潜むリスク ~犯罪実行役を募集する甘い誘惑~

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 「闇バイト」という言葉を、ニュースやSNSで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。今月は、闇バイトについて、具体的にどのようなリスクがあるのか一緒に考えていきましょう。

<そもそも闇バイトとは?>
 闇バイトとは、主にSNSなどで「簡単・高収入」といった言葉で応募を募り、仕事内容を明確に示さないまま、実際には犯罪行為に加担させるアルバイトのことを指します。友人や知人から紹介される事例もあり、闇バイトにつながるきっかけはいたるところに潜んでいます。最近でも、闇バイトに応募した学生が、強盗事件の実行役として逮捕されるケースが報道されています。闇バイトの内容は強盗だけでなく、受け取り役、見張り役、口座譲渡(自分名義の銀行口座の通帳やキャッシュカードなどを第三者に渡す行為)、他人に渡すためのスマートフォンの契約など、役割もさまざまです。
<一般的なアルバイトとの違い>

 通常のアルバイトであれば、応募後に履歴書を用いた面接を経て採用され、そこから働き始めるのが一般的です。一方、闇バイトの場合は対面での面接がなく、秘匿性の高いアプリに誘導され、その中でやり取りが行われることが特徴の一つです。
 また、現地集合と指示され、到着して初めて違法な内容だと気づくケースもあります。「やっぱりやめたい」と思っても、簡単には抜けられません。事前に学生証や免許証の画像などの個人情報や実家の住所、連絡先を提出させられているためです。「やめたらどうなるかわかっているのか」などと脅され、やむを得ず実行してしまうケースもあります。

<もしも応募してしまったら?>

 万が一応募してしまった場合は、一人で抱え込まず、家族や友人、学生相談室、警察など信頼できる相手に相談しましょう。警察相談ダイヤル「#9110」へ電話するのもよいでしょう。警察に相談することで、実行前であれば保護してもらえる可能性があります。
 高額な報酬に惹かれてしまうことがあるかもしれませんが、応募する前に一度立ち止まって考えてみましょう。簡単に稼げる仕事は残念ながらありません。もし関わってしまえば、自分だけでなく、家族など大切な人たちの人生にも大きな影響を及ぼします。強盗や詐欺といった犯罪に加担することとなり、逮捕され、人生を棒に振る事態になった人が数多くいます。少しでも違和感を覚えたら、すぐに誰かに相談してください。