大学生の病気・ケガ・事故 2023
2023年度の支払件数は11,076件でした。
病気入院では、消化器系の疾患、呼吸器系の疾患、腫瘍(新生物)の原因で1,000件を超えています。具体的に見てみると、消化器系では①埋伏歯、②歯顎顔面(先天)異常[不正咬合を含む]、③急性虫垂炎の順、呼吸器系では①気胸、②急性扁桃炎、③扁桃周囲膿瘍の順、腫瘍では女性特有の病気によるものが多くを占めています。
こころの病(精神障害)2023年度の支払件数は615件でした。また、こころの早期対応保障 2023年度の支払件数は3,272件でした。
※こちらは精神疾患の診療を受けたときの保障で、入院での保障ではありません。
学生総合共済の病気の保障では、こころの病(精神的な病気)の保障があります。
こちらの病気での入院期間は他の病気と比べて長期になりがちです。例年4年生が他の学年と比べて多くなっています。就職、卒業論文など大学生
活を送る上でストレスがかかりやすくなっているものと思われます。
こころの早期対応保障はこころの病で通院した学生に、共済期間(1年)につき1回定額でのお支払いを行っています。重篤化する前に早期の治療を行ってもらえるようにとの保障内容です。
2023年度の支払件数は5,360件でした。(感染症※による事故入院件数も含んだ件数です)
※この5,360件には2023年5月まで保障対象としていた感染症による支払件数が含まれています。こちらは2024年9月末現在の学生総合共済の保障内容とは異なります。
スポーツ事故では激しく動きながら相手と接触を伴うスポーツのケガが毎年上位を占めています。
交通事故においては自転車事故が最も多く、自転車単独事故47件、他の車両との衝突33件などの事故が発生しています。事故防止のため学内で自転車点検や、安全運転に関する取り組みを行っている大学生協もあります。