2012年2月の健康便り —健康—

禁煙で健康に…

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近年の喫煙率は、男性は低下傾向、20〜30代女性は増加傾向です。また、男女共に未成年者の喫煙率が高まっています。

タバコ1本に含まれるタールや発がん物質の量は微量ですが、喫煙の継続によりかなりの量になります。1日20本の喫煙で1年間ではコップ1杯分(180ml)のタールを体内に入れることになります。 また、金銭的な負担も大きいですよね。1日20本のタバコ代はタバコ1箱400円として、30日で12,000円、12ヶ月では144,000円になります。もしタバコ代を貯金したらこんなに貯まります。

タバコには4000種類以上の科学物質が含まれ、分かっているだけでも200種類以上の有害物質があると言われています。そのひとつであるニコチンは喫煙後、数秒で中枢神経系に達し、神経細胞間の伝達物質としてセロトニンやアセチルコリン、ノルアドレナリンなどに取って替わって働き、興奮や鎮静、リラックスなどの神経活動を作り出しています。そのため、神経伝達物質を自力で分泌する能力が低下し、ニコチンを吸収することで同じレベルの活動を維持するようになります。そして数年から数十年で「ニコチン中毒」「ニコチン依存」になることがあります。一定量のニコチン濃度を保っていないと、不安やイラつき・眠気・不穏など神経細胞伝達物質の欠乏症状が起きるのです。

また、タバコを吸うことで体内のビタミンCが破壊され、肌にシミやしわが増えます。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、骨粗しょう症などのリスクも高まります。特に女性の妊娠時には、本人の喫煙だけでなく周囲の喫煙による伏流煙によって胎児の発育にも影響があります。男性では、男性不妊や勃起障害(ED)など、性と生殖への影響も少なくありません。毛根に影響し、将来的な脱毛や薄毛にも関係します。 この様にタバコによる健康被害は喫煙者はもちろん、家族や友人などの受動喫煙(間接喫煙)の影響も大きいものです。禁煙はいつ始めても遅くはありません。
禁煙すると、

とも言われます。 本当に禁煙したいと思ったら、自己流の禁煙方法に頼らず、「禁煙外来」などを受診するのもよいでしょう。 禁煙方法や受診先がわからず困ったときは、学生生活無料健康相談テレホンをご活用ください。

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