2023年10月の健康便り —メンタル—

心のセルフチェックのススメ

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 健康管理センター相談室のキムラさんは、後期が始まった学生たちに、心の不調が生じていないかが気がかりです。そこで、定期的に発行している「健康管理センターだより」に、心のセルフチェックを勧める情報を掲載することにしました。

 今年度も前半が過ぎましたが、学生の皆さんはいかがお過ごしですか? 
 猛暑の夏を過ごし、疲れや不調が続いている方もいるかもしれませんね。その体の不調は、もしかしたら心の健康状態が影響しているかもしれません。心の不調は誰にでも起こるものです。自分では気づきにくい面がありますが、気分的なことや体や行動に現れるサインが自分の状態を理解するのに役立ちます。「最近、なんか疲れるな」「やる気が出ない…」と感じたときは、心のセルフチェックをしてみませんか?

 最近2週間を振り返って、以下の項目で当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

※国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所作成「こころの情報サイト」、他参照

 私たちは、誰でもストレスをかかえながら生活をしています。大切なものを失った、大きなショックを受けた、試験の前、大きな環境の変化があった、やらなければならないことが多過ぎる、身近な人との間でもめ事があったなど…、ストレスを強く感じることがあるでしょう。いくつかのストレスが重なったり、ストレスケアが十分でなかったりすると心の調子を崩してしまいます。感じ方には個人差があり、時期や体調によっても異なります。気づかないまま無理を続けてしまうと、知らぬ間に心のバランスを崩してしまっていることがあるかもしれません。セルフチェックリストを活用し、自分の心の状態を定期的に確認して充実した学生生活を送りましょう。
 ストレス症状が長く続く、日常生活に支障が出るなどしている場合は、早めに専門機関、最寄りの病院やかかりつけ医、もしくは健康管理センターなどに相談してください。

 大学のホームページなどにも掲載している「健康管理センターだより」の情報をきっかけとして、相談室に相談に来てくれるといいなと願うキムラさんでした。